鴻池新田会所

鴻池新田会所

東大阪市に鴻池新田(こうのいけしんでん)という土地があります。
大和川の氾濫によりたびたび洪水被害にあっていた現在の東大阪周辺では、当時の今米村の中甚兵衛などの嘆願が実を結び、大和川の付け替え工事が行われました。
これにより生じた湖沼や浅瀬などの広大な土地を農地に変える為に動いたのが、大阪の豪商として有名な鴻池家三代目の鴻池善右衛門宗利でした。
結果的に、この新田の開発なくして大阪の発展は語れないほど歴史的に重要な意義を持つ開発となり、今も鴻池新田という名前が残っている所以であることが窺い知れます。
その新田開発の拠点として作られたのが「鴻池新田会所」です。
ここでは小作料の徴収・幕府への年貢納めのほか、幕府や鴻池家からの指示の伝達・田畑の水路や道路の維持管理を行う事務所としての役割もしており、後には裁判を行うなどの自治機能まで持つようになりました。
現在もその当時のままの建築物や庭園などが残っていて、会所跡は史跡・重要文化財の指定を受けて東大阪市に管理されています。
特に「大阪みどりの百選」に選ばれている庭園は、池に小さな橋が架かっていたりしてとても趣深いのでおすすめです。
一年を通して一般公開がされているので、観覧料300円を支払えば誰でも観覧することができます。
実際に中を見て歩ける歴史的建造物というのは日本でもそんなに数多くあるわけではないので、とても貴重ですね。

江戸時代に使われていた道具の展示なども見れるほか、季節ごとにもちつきやしめ縄作り、歴史講座、史跡ハイキング、コスプレフェスタ、コンサートなど様々な催しが行われているので、興味のあるものを調べて一度行ってみるのも面白いかもしれませんね!お子さんが歴史に興味を持つきっかけにもなるかもしれませんよ。