山口家住宅

山口家住宅

大阪府堺市にある山口家住宅は歴史を感じさせる市営の町屋歴史館です。
中世において、堺港という巨大な貿易港を保有していた堺には沢山の知識と資源が入ってきました。
それらを生かして巨大な冨を築いた堺は、誰にも支配されない自由都市として栄えました。
しかし、最新技術を習得した職人によって鉄砲作りや刀作りが盛んに行われていた堺は、軍需都市として織田信長や豊臣秀吉など、当時の権力者から目をつけられ、支配されてしまいます。
そんな堺は大坂夏の陣で戦禍に呑まれ、殆どの家屋が壊滅してしまいました。
山口家住宅はそんな大坂夏の陣に勝利した徳川家康が堺の街を復興した江戸時代初期の建物です。
江戸時代初期の建物は他にもありますが、山口家住宅は主屋が現存しているため、大変貴重な歴史的建造物として国の重要文化財にも指定されています。
山口家住宅の中に入ると、まず驚くのがその土間の広さ。
天井も高く、かなり開放的な空間になっています。
「堺の建て倒れ」とも言われるように、当時の堺では贅の限りを尽くした豪華な屋敷が多く建てられていましたが、山口家住宅も例に漏れずかなり立派な屋敷になっています。
それでも特別装飾が派手だとか、華美というわけではなく、極めて落ち着いた上品な雰囲気が漂っています。
山口家住宅ではまずは自分で辺りをうろうろと歩き回り、気になる点を見つけてみてください。
山口家住宅にはボランティアの観光ガイドがいるので、気になった点の説明を聞くと新しい発見があってきっとより一層楽しむことができますよ。